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佐藤厚   

『これだけは知っておきたいメーリングリストのマナー』

 メーリングリストは、見ず知らずのたくさんの人と関わりをもちます。ですから、日常生活と同じように人と接するときの節度やわきまえと行った礼儀は欠かせません。そして、インターネットやサーバーといった設備を共有して使うため、お互い気持ちよく利用できるようなコンピュータやネットワーク独特の取り決めも守るようにしなければなりません。このような、人と接していく上でのマナーやネットワークを利用する上でのエチケットを、「ネチケット」といいます。「ネットワーク」の「エチケット」という意味で作られた言葉で、モラルや道徳であり法律ではありません。

 メーリングリストはネチケットのような相手への配慮する意識をもちながら、お互い気持ちよくコミュニケーションをしていくのが大切です。今回は、メーリングリストに参加していく上でこれだけは必ず心得てほしいマナーやエチケットを取り上げます。メーリングリストのマナーを具体的な事例を挙げながら解説している以下のページとあわせて話を進めていきます。

▽メーリングリストビギナーズコラム
http://www.kt.rim.or.jp/~atsato/beginer/

特に今回はこちらがお役立ちです。
▽メーリングリスト参加時のエチケット
http://www.kt.rim.or.jp/~atsato/beginer/part2/etiquette.html
▽メーリングリスト超入門講座
http://www.kt.rim.or.jp/~atsato/beginer/special1/



<エチケット&マナー>

【メーリングリストでは礼儀正しく】

 インターネット中の人を集めたメーリングリストに入れば、メンバーは面識のない初対面の人ばかりです。なりふりかまわぬ態度で振舞えば、メンバーに不快感を与えます。当然、印象も悪くなりその後のメールのやり取りにも不信感やしこりを残し、すっきりしない思いを引きずります。  日常生活でも、面識のない人と話をするときは礼儀正しく振舞うのは基本です。これはインターネットでのコミュニケーションでもまったく同じです。あいさつや言葉使いなど基本的な礼儀作法を無視した振舞いは絶対に慎みましょう。


【メーリングリストは自分中心の場所ではありません】
 メーリングリストは参加している人みんなが主人公です。自分が気に入らないからと言って場をかき乱したり、自分だけがおもしろがっているような言動をすれば、反感を招きます。さらに、暴言やうさばらしをするような言動をしてストレス発散をするような行為をすれば、メーリングリストの雰囲気は台無しです。  メーリングリストはみんなで楽しむ場。自分一人が満足する場ではありません。


【メールの内容は自ら責任をもつこと】

 メーリングリストにメールを出せば参加者全員に読まれます。たとえ独り言でも、メーリングリストでは大声で話をしているのと同じです。言い換えれば、壇上で聴衆に演説をしているようなものです。ですから、自分の書いたメールには自ら責任を持ってメーリングリストに送るようにしましょう。無責任な言動や、あらぬうわさ、根拠のないデマなど人を惑わしたり、不特定多数の人に言いがかりをつけるような行動は厳禁です。


【人と話をしていることを忘れずに】
 メールを読み書きしているときは、パソコンのディプレイを見ていても常に人と向かい合って話をしているのと同じです。そして、ディスプレイに表示される文字は、人の心が通ったメッセージなのです。

 メーリングリストはテレビゲームではありません。テレビゲームで表示されるセリフと違い、暴言を吐けば相手の心や感情を傷つけるだけでなく参加している人にも不快感を与えます。その場で「やり直し」はきかないのです。これらの点はインターネットでのコミュニケーションを楽しむ上で必ず意識しておいてください。


<メールを出す上での注意点>

【HTMLメールは送らない】
 メーリングリストではメンバーの使っているメーラはさまざまです。文字の色を変えたり強調文字を使ってインパクトをつけたメールは、それが読めるソフトでなければ正しく表示されません。対応していないメーラーを使っている人は目障りな文字を読ませてしまい、メールのやり取りをする上でも気持ちのよいものではありません。
 HTMLメールはメーリングリストでは出さないように心がけています。これはメーリングリストにかぎらず、見ず知らずの人にメールを送るときも同じです。文字の大きさが一定で飾りつけをしない「テキスト形式」でメールを送るのを忘れずにしましょう。メーラーがHTML形式の送信になっていると、テキスト文書でもHTMLメールで送信されます。Step5を参考にメールソフトの設定で送信形式をテキスト形式に変更しておきましょう。アウトルックエキスプレスをお使いの方は必須です。

【35文字程度で改行を入れましょう】

 メールを書くときは、1行あたり35文字程度で改行を入れましょう。また、本文が長くなるときは、段落として空行を入れると文脈が把握しやすくなります。ちょっとした気配りで、相手に読みやすいメールが遅れます。

【機種依存文字を使わない】

 特定のコンピュータでないと正しく読めない機種依存文字は使わないように。特に、○のなかに数字が入っている丸つき数字は初心者が知らずして使いがちです。


このような機種依存文字は、読む側の環境によっては何が書いてあるか
わからない読めないメールになってしまいます。注意!

【添付ファイルを送らない】
 デジカメ写真やイラストをみんなに見てもらおうと、添付してメーリングリストに送らないように。大勢の人に大きなサイズのメールを送れば、それだけ相手に読み込みの時間をかけさせてしまいます。場合によっては相手の課金にも負担をかけてしまいます。添付ファイルは、ウイルスの問題もありメーリングリストで大変嫌われます。

 こうしたマナーは読んで覚えるのではなく、身につけるものです。くれぐれもマニュアル式に対応するのではなく、相手へ気配りをした臨機応変な対応がコミュニケーションでは大切であることを心得ておきましょう。
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