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佐藤厚    

メーリングリスト盛り上げ虎の巻

メーリングリストの活動も本格的になってきたところで、活気をつける段階に入ってきました。入会者が増えてきたら盛り上げて、話に花を咲かせていきましょう。今回は盛り上げ活動の秘訣とワンポイントを紹介していきます。



盛り上げ活動を人任せにしないこと

前回も触れましたが、「メーリングリストを作れば誰かがメールを書いて盛り上げてくれる」ものでないことを必ず心得ておいてください。「管理人自身が行動しなければ誰もメーリングリストへメールを出してみようという意欲がわきません。

そしてもうひとつ。管理人の仕事で最も重要なのは、メーリングリスト内をよくすることです。人に任せるのではなく、自分が積極的に押し進める意気込みをもつようにしましょう。その熱意が、だんだん盛り上げの空気をふくらませていきます。そのときの充実感が管理人に「作ってよかった」という喜びを与えてくれます。




自己紹介メールに返信しよう

「はじめまして」と自己紹介のメールが寄せられたら早速歓迎の返信をしましょう。特にメーリングリストが始まった段階では盛り上げにつながる最初の取り組みです。

歓迎する雰囲気があってこそ、メールを書いてみようという気持ちにさせるのです。
「いらっしゃいませ」、「はじめまして」、「ようこそ」と書かれた歓迎のメールは誰もがもらってうれしいはず。そして、そのメーリングリストに居心地のよい印象を与えてくれます。心温まるメーリングリストを作る第一歩は、みんなで歓迎メールを出せる雰囲気作り。そのためにもまずは管理人が積極的に歓迎メールを出すようがんばりましょう。

新人さんへの歓迎メールは忘れずに!




話題作りをしよう

メーリングリストを活発にさせるには何か話のきっかけを作らなければなりません。テーマに沿った話題を投げかけてみましょう。フリートークなら身のまわりの出来事を紹介したり、趣味をテーマにしていたら自分のお気に入りを披露するなど、深く考えずにいろいろと書いてみるとうまくいきます。

また、 話題を出すときは最後に呼びかけや、質問をしてみましょう。たとえば、家族の紹介をしたら「みなさんの家族も教えてね。」といったように、他の人にメールを書くきっかけを与えます。参加者はどんな話題のメールを書いてよいのか最初はわからないので、手本となるメールを望みます。そこで、こんなメールを待っていますと言った意味を込めて、呼びかけていくと何らかの反応が得られるでしょう。


話題作りをするときは
・はじめたばかりのうちは管理人が先頭に立って話題を作る。
・あまり難しく考えず、自分の身の回り話を持ち出してみる。
・最後に呼びかけや質問をして参加者からの返答を求めてみよう。




話題に返信が来たら

話題作りをしていくうちに返信が寄せられるようになります。管理人としては努力が実った気分でほっとするでしょう。返信を見てさらに話をふくらませていきましょう。コツとしては…

・返信内容で共感のもてるものや、答えられる質問には積極的に回答する。
・関連した話題を出してみる。たとえば、あるヒット曲の話が出たら最近注目の曲の話もしてみるなど。
・返信が難しいときは、新しい質問をしてみる。その人あてだけでなく全体に呼びかけるようにすると他の人から回答をもらえるチャンスを与えます。

ポイントは、次につなげるようにメールを工夫する点です。そして文通のようなメールにせずに、他の人が割り込めるような雰囲気にします。メールのやりとりが続けばしだいに自己紹介や新しい話題が他の人から出てくるようになります。この雰囲気作りをするのが管理人のがんばりどころです。

返信のポイントはココ!
・返信が来たら話をふくらませよう。
・新しい質問や話題を盛り込むと、次の返信が寄せられるきっかけになる。
・メールのやりとりを絶やさないこと。メールは活気のバロメータ。



話題を広げよう

同じ話題を繰り返していると、内容が狭くなってきてわかる人だけしか理解できなくなっていきます。これでは、読んでいる人も対象が限られてきてしだいにつまらなくなってきます。返信をしていくときは、他の人にも発言の機会を与えれるように話題を広げていくように心がけます。

たとえば、ヒット曲の話が出たら、アーティストの話、コンサートの話、CDのお気に入りなど、視点を変えながら話の切り口を作っていきます。そうすると、ヒット曲に興味はなかったけどアーティストの話なら自分も参加できると、新しい人が話の輪に加われるようになります。このように、特定の話だけに集中せず、幅広く話に参加できる機会を作る配慮をしていくのが盛り上げに効果をもたらします。

こんなところに注意しよう
・ある話題を派生させて多くの人にメールを出す機会を作る
・話を狭めてわかる人だけがわかる話にしないように。




がんばっているけど盛り上がらない

メーリングリストを盛り上げようとしているけど、誰もメールを出してくれないと悩むこともしばしばです。管理人としてメールをいっぱい書いているけれども反応が全くなし。もうやめようと思う前に、もう一踏ん張りしてみましょう。盛り上げ活動をしても空回りするときはよくあります。たとえばこんな活動はしていませんか?

○メールマガジンのような読み切りメール
情報だけのメールや読み切りで終わってしまう一方通行のメールではメーリングリストは発展しません。
メーリングリストでは、情報メールだけでは話をするのではなく情報をもらって終わりになってしまうのです。つまり、メールマガジンを発行しているような状態で、参加者にとっては読んで得した気分にはなっているものの、何か話をしてみようと言う気持ちにはなっていないのです。自分ではメールを出してもらおうと一生懸命に情報を提供しているつもりが、参加者には伝わっておらず、結果として思惑が空回りしているのです。

情報メールだけでなく、「こんな話をしよう」と題目を出しながらそれにまつわる話を持ち出して、最後に相手に返信を呼びかけるようなやり方を試みてみましょう。

○「積極的な発言を」と呼びかけているけど返事がない
「みなさん、積極的に参加してください」と単にメールの投稿を呼びかけているだけのメールでは効果はありません。なぜかというと、「積極的に」だけでは参加者はどんなメールを出せばよいのかわかりません。そして、積極的にといって自分は呼びかけているだけでは誰も賛同してくれません。積極的というのであれば、自分が具体的に行動しなければ他の人は理解してくれず何も協力してくれないでしょう。

「積極的なメールを」、「何かメールを書いて」、「気軽にメールを出してね」は一見体裁のよい呼びかけですが、それだけしかないのです。話題を作って管理人自らが行動していく姿勢を見せましょう。

○かしこまりすぎたメール
フリートークのメーリングリストで、極度にかしこまった態度は堅苦しくてメールを出しにくくします。たとえば、少々大げさですが「皆様方からのメールのご投稿を心よりお待ち申し上げております」
「おひさしぶりでございます。管理人でございます。メールのご返答を頂戴し感謝する次第です。」のように、メールを出すのが恐縮してしまうような雰囲気では盛り上がるどころか敷居が高くなります。
「はじめまして」、「こんにちは」、「ありがとう」がさりげなく言える雰囲気を心がけましょう。



盛り上げには地道な努力が必要

「ローマは一日にしてならず」はメーリングリストでも同じです。最初からメールのやりとりが活発になって、たくさんの話題で満ちあふれたりはしません。話題作りも最初はとまどいながら試行錯誤の繰り返しです。自分が出した話に反応がなければ、新しい話をいくつも出していくうちに、参加者の傾向がわかっきて手応えがつかめてきます。そして、しだいにメーリングリストに愛着を持ってくれる常連さんが現れ、サポートしてくれるようになります。

そのためには、時間もかかれば根気もいります。だからこそ、メーリングリストの管理人はやりがいがあるというもの。途中で投げ出してはメーリングリスト運営の本当の楽しみは味わえません。せっかく作ったメーリングリストです。じっくり腰を据えて盛り上げていきましょう。



今回は管理人としての表舞台の仕事を紹介しましたが、次回は裏舞台のお仕事について取り上げます。管理人は縁の下の力持ち、管理人宛の問い合わせや事務仕事などふだん見えない仕事を紹介します。

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