|
ありがち・やりがちな失敗
今回は、実際にメーリングリストに参加していて気が付かずにやってしまいがちな失敗や、「これにはそういう意味があったのか…」といった疑問やワンポイントをご紹介します。
情報が欲しいのに自己紹介やおしゃべりなどいらないメールばかりでがっかり…
「メーリングリストはメールマガジンと同じように情報源となるニュース配信が来ると思ったら、おしゃべりなどすぐに役立つ情報がないので期待はずれ」
メーリングリストに初めて登録したとき。このように感じたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
メーリングリストは名前からイメージがつかみにくいので、最初はこうした錯覚に陥ることもあります。メーリングリストは、みんなで話しをしながら情報を共有していくものですので、即実践的な情報がいつも送られてくるとは限りません。自分好みのメールばかりが送られてくるのではありませんので、「もっと役立つ情報を送ってくれ!」なんて一方的な要求をしてしまわないように。たちまち大げんかになり、メーリングリストの雰囲気が壊れてしまいます。意外にこういったトラブルがしばしば起こりますので、気をつけましょう。
複数のメーリングリストあてに同じ内容のメールを送ったら注意された
同じメールを一度に複数のメーリングリストへ送ったところ、反感を買って怒られてしまった…、なんてことがあります。結論から言うと、複数のメーリングリストのアドレスをあて先に書いてメールを送るのはよくありません。メールの内容にもよりますが、理由はいくつかあります。
ひとつは、メーリングリストのアドレスを部外者に公開してしまうからです。メーリングリストによっては、非公開で運営されているものもあり、アドレスを公開してしまうとメーリングリストの主催者に望まれない行為となるのです。
そしてもう一つ。一般的に同じメールを複数のメーリングリストに送るのはよほどの内容でない限り行いません。あるとすれば宣伝広報をするケースが多く、言い換えれば無差別にダイレクトメールを送るような行為とみなされるのです。投稿メールに複数のメールアドレスが記載されている参加者から宣伝活動のような悪い印象をもたれ、好意的に受け取ってもらえなくなるのです。
もし、複数のメーリングリストに送る必要があるときは、それぞれのメーリングリストに適した内容に編集して、個別に出すようにしましょう。
タレントのものまねをしてウケをねらった自己紹介をしたら冷たい返信が
これはよくありがちなトラブルです。自分ではみんながおもしろがるだろうと、アイドルや有名人のまねをして気を引かせる自己紹介をしたものの、冷たい返事が返ってきて「どうしてだろう」と悩んでしまいます。この悪い印象はなかなか解消できず、大変です。
メールでのコミュニケーションはお互い顔が見えず、すべて文字で表現しなければなりません。しかも、会話で使うような言葉遣いは、口調や感情表現を伝えきれず、無作法な言い回しは読む側に不快感を与えてしまうのです。誰もがあなたの知っている有名人をわかっているとは限りません。そのため結果として、独りよがりの悪ふざけにしか受け取ってもらえないことが多いのです。
たとえ、同じ趣味の仲間が集まっていても、礼儀は日常生活同様わきまえてメールの文章を書くように心がけましょう。
ウィルスの警告メールをメーリングリストに流したら「デマ」だと怒られてしまった
「ウィルスの情報を受け取ったのでみんなに知らせなければ」と、メーリングリストに転送したら「デマだ!」と怒られて、自分では親切のつもりだったのにびっくり、という経験をした方もいるのでは?
「この情報は有名なコンピュータ会社からの秘密情報で多くの人に伝えて欲しい」といかにも言いふらしてくれといわんばかりのメールが飛び交うときがあります。その一つが、「デマのウィルス情報」です。どれが本物でどれが偽者か初心者には分かりません。
対策としては、こうしたメールが来ても直接メーリングリストには流さないようにしましょう。本物か偽者かわからないときは、管理人に問い合わせてみましょう。適切なアドバイスがもらえます。
その他、「たくさんの人に回して欲しい」と書かれたメールは広めないように。思わぬ情報の氾濫を招きます。
「退会しますのでよろしく」とメーリングリストに送ったら抗議の嵐が…!
これはすべてのメーリングリストにおいて「禁句」のナンバーワンです。せっかく楽しい話しで盛り上がっているときに「退会します」と書かれたメールが飛び込んできたらがっかりです。退会するのは自由ですが、他の人に迷惑をかけないようにするのが大切です。退会方法を忘れてしまったときは、管理人に直接メールで問い合わせるようにしましょう。
「テストメール」を出したらひんしゅくをかった
「テストメール」は「退会メール」に次ぐ「禁句」です。理由は一つ。テストメールは自分だけにしか価値がなく、他の人にとっては無意味なメールを送りつけられているのにすぎないからです。最初は、メーリングリストにメールを出すとどうなるのかわからないので、ちょっと試してみようと思いがちです。そして、自分が出したテストメールが送られてくると、「なるほど!」と納得できます。でも、それを参加者一人一人がやったらどうなるでしょう。メーリングリスト全体が「お試しの場」に変わってしまいます。テストをして自分は目的が果たせたかもしれませんが、他の人にとっては迷惑なだけです。
特に、テストメールは大変嫌われます。メールソフトのテストをしたいときは、自分宛にメールを送れば他の人に迷惑をかけずに目的が果たせます。
メーリングリストからのメールを別のメーリングリストに流したら大問題になった
これは気づかずにやりがちなことです。「どうしていけないの?」と思うかもしれませんが、実はメーリングリストから送られてきたメールを“無断で”他のメーリングリストや友人に転送するのはいけないことなのです。
メーリングリストから送られてくるメールそのものはあなたのものですが、中身の本文は書いた人のものなのです。メーリングリストへのメールはその人が参加者に読んでもらうために出したのであって、それ以外の目的に使われるのを望んでいるとは限りません。自分に送られてきたメールなのだから、後は自由に使ってもよいと思って、他のメーリングリストに転送したりすると、それがもとで思わぬ誤解を生んだり、トラブルに発展することがよくあります。特に、メールを書いた本人から無断でメールを転送されたと抗議されかねません。
メーリングリストからのメールを再利用したいときは、必ず事前に書いた人の了承を得てからにしましょう。
メーリングリストでは、自分がよいと思ってしたことが他の人には歓迎されないことがよくあります。今回の実践での例を参考にしつつ、たくさんのメーリングリストに参加して、友人を作ったり、楽しい話で盛り上げて、インターネットライフを満喫していってくださいね。
その他、参加時の注意点について詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
○メーリングリストビギナーズコラム
http://www.kt.rim.or.jp/^atsato/beginer/
次回からは、いよいよ自分でメーリングリストをはじめるための「開設編」に入ります。参加するだけではなく、今度は自分が主催していく番です。メーリングリストをはじめる楽しさや運営ノウハウなどを紹介していきます。どうぞ、お楽しみに!
|